白山 三世代で登山 4

息子達が頂上でご来光中は
室堂からの合掌で瞑想も出来
少しは気持ちも晴れ
眠っている孫の所へ~
すやすやと~もうそろそろ帰って来るだろうかと
思いつつ外へ出てみたら
なんじゃぁ~この雲は!!
不吉な予感がぁ~~


魔に侵されている感覚が
ジワジワと。。。
やっぱコイツラのせいかぁ~と
怒りが込み上げてくる。。。

頂上の火口口 御池巡りより

やはり帰ってきた息子の話では
ご来光は無理だったと~
鳳凰みたいな雲に遮られていて
太陽が昇るところだけに
その雲が邪魔をしていたと。。。

寒い中凍えて待っていたのに。。。
残念だったぁ~と声をそろえて!!

祈祷はしてもらったぁ~?
と尋ねれば
最後に名前を呼ばれたらしく
孫の柏手に合わせて
参加者全員がパチパチと~~
息子が前に出ずに孫に行かせたと!
ふみちゃん自身これで世継ぎが
出来たような気分と成って~
歓喜な面持ちで満足だった!

御池コースを短縮で帰って来たと!

そんな話をしていたら
ようやく寝込んでいた孫が起き
残念そうに
頂上に登れて居ない!!と~
何度か寝言のような声で
レインコート着るから
出して!! と行く気満々
な状況が何度か~~

悔しさが残ってしまった様子だが

朝食を食べに行けば
黙々と。。。
あの夜中の熱はなんだったんだぁ~?

くそぉ~~!!

としか言いようが無く。。。

下山する事と!
黒ボコ岩を過ぎ
観光新道へ~
大丈夫だろうかぁ・・・
こっちの道は長いし
水汲み場もないけど・・・
と説明したが~
違う道で帰りたいと。。。
およよぉ~

龍の頭がピンク色に輝く太陽を
見つめているような
そんな光景に合掌!!
あの如何わしい雲は消え
雲さん達は見方に??

最初の内は快調にドンドン飛ばして歩いていたが
段々辛くなってきたのか~
足が重く成って来ていた。。。
五歳の孫の上着の背中には
名前が書いてあり
行きも帰りも…
ほとんどの登山者は名前を呼んでくれて
励まして頂いていた!!
他人から頑張れよ!!
と言ってもらえると
嬉しいのか~しばらくは頑張るのだがぁ~
すぐに脱落の繰り返し。。。
パパもうとぉ~い所にいってしまったでぇ~と
脅かすと(笑)
やまびこで遊んでいる
おーーいぱぱぁ~~~。。。
声だけはデカイ!!
何処が疲れているんじゃぁ~
と言いたくなり
もうノソノソしているんだったら
ふみちゃん抜かして行くよ!!と
追い立てる。。。

岩場で待っているでぇ~。。。の
声がやまびこ状態で聞こえて来た
こんな事で遊んでいると
一向にこの距離は縮まらないじゃん(苦笑)

岩座を超えまた次の磐座へ~
アップダウンも激しく成りだし
11歳の孫の膝が辛い状態に。。。
どうしたん急に元気なくなったなぁ~
と5歳の孫がぁ~~
おいおい・・・お前が言うなよ~みたいなぁ(笑)

赤とんぼをみつけズーット覗き込み
そこからなかなか脱出出来ず。。。
この調子でいけば
行きと同様
6時間かぁ~~と
思いながら
バスに乗り遅れたら
山から帰られないでぇ~と
常に言いつつ
それでも足は重く…
バス停の所までのらりくらりと。。。

ようやく到着!!

無事下山。。。

登山の
辛さも感じながら
それぞれのこころに
何かが刻まれたかなぁ~
そうあって欲しいと願いながら
白山を後にした~

温泉にゆったりと温もり
時間的に間に合わず…
恐竜博物館の外観だけを視に。。。

白山市から次は伊勢へと移動を~~