2005/08/08
ようやく登山客と会い始めホッとするふみちゃんであったが
天候がいきなり薄暗く成って来た!!
これが地獄谷かーー!!
と絶句。。。
鋭角に曲がっている箇所を
人一人がやっとで防御するものは何も無い
道はやわい砂地で雨が降れば滑り落ちて奈落の底って感じ
勾配も鋭くスキーの山登りをしているような感覚で
必死に はの字 状態。。。
3箇所程そのような箇所があったが
辛うじて?? クリアー
地獄谷を通過してようやくホッとしたら
池が・・・なかなか美しい眺めだが
天候が気になり横目でチラチラと見ながら
走り抜けて行った
しかし何処まで行かなきゃいけないの・・・
この辺りで引き返した方がいいのだろうか!?
とフト思えば雷がこちらだと言うような
音をたて訴えかかっているような・・・
時間をみればもう2時間が経っていた
何と言う山だろうか頂上かと思いきや・・・
先を見ると遙か遠くに祠が?
え・・・まだまだじゃん
気力が失われる思いが?
空はもう真っ暗に近い状況に変わり果てていた
雷は祠の直ぐ近くから鳴っているように思える
神様状態でお願いを
別山頂上まで着くまで雨は降らさないで・・・
祠が目の前に迫り始めた頃ピリピリと雨が降り始め
草木にかかる雨音が新鮮に聞こえていた
雷も随分近くで鳴っている
カッパの上着を即座に着て
境内に一歩足を踏み入れた瞬間
ドデカイ雷の音が鳴り響き雹・あられが降り注いだ
ふみちゃんはその音に跳ね返されるように
大きくジャンプ
勘弁してよ・・・そんなに歓迎してくれなくてもぉ?
祠の前に立ちお賽銭を賽銭箱に入れた瞬間
稲光が祠に直撃し真っ青に光り輝いた
ここでも何故か龍宮城の中にいる気分と成っていた
拍手を打つのと同時に頭上で雷が・・・
目を閉じれば真っ暗闇・・その中から?
くくりやっと逢えたね・・長い道のりだった
今から7年前・・
加賀の一宮でもこのようなお招きをしてくれ・・・
この度も・・・人間業じゃないよ! これって?
と 小言を言うように号泣しながら会話が始まった
別山を忘れていた訳じゃ無かったのですよ!
ただチャンスが・・・大勢で登ると体力差が有りすぎて
ここまではこれなかっただけなの?
ひとり言を言いながら境内を後に
宇宙と一体感を感じながら
雷の音はづっとふみちゃんの頭上で鳴り続けていた
猛烈な雨に見舞われ何処か避難するところは・・
続く