壮絶・・!?丹後の旅!!帰宅編

車中 またそれからが大変だった
そば屋では無理やり私とミコトさんの奥さんが
赤ちゃんに離乳食を食べさせるように
そばとお汁を飲まし
その度にトイレへと・・・
でも用は足せず
ドンドン腹筋は無くなり
ふみちゃんの横に座っていたので
横に崩れかかりふみちゃんの体力ではなかなか支えきれなく
頭を無理やりテーブルに乗せヒーリングを続けた
その時の記憶が残っているのか
車中でも温もりが欲しいと何度も呟く
運転中だから・・・と言うと
癒して欲しい??
その言葉が何度も続く
たまりかねてミコトさんの奥様が
身体をさすり介護をはじめられた
ホットしたふみちゃんは高速をぶっ飛ばし・・・??
帰路を急いだ
20時からクライアントの予約が入っていたので・・・(笑)
こんな時に仕事ってかんじだけれど?
介護中少し眠りについたのか静かに成った
ミコトさんとふみちゃんはほっとして神々の話をはじめようとしたら
いきなり奥様からの矢が刺さるような大声で

「いっさい神社や神様の話はしないで!!」

と・・・

キョトンとしてしまった二人は
神さんや神社の話をするなって言われても・・・??
世間一般の話って????

言葉を無くしてしまった二人であった

世間話が出来ないのか?・・・
いやいややっぱ神社や磐座の帰りだから頭の中は
もうその事意外は脳裏に無かった
二人は黙り込むしか脳が無かったぁ(苦笑)

大学生は車の中でも戦っていたのは分かったが
ティピーに近くなった頃からまた幻覚が襲いはじめていた
鬼との格闘
鬼に殺されるのでは無く自分が鬼
鬼が殺される瞬間をまさに今体験している
腕をちぎられ足を! 肉体を!
その恐怖が襲っている

「それは誰がしたのか! 
あなた自身でしょう 
鬼の気持ちを分かるために痛みを感じなさい!!
甘えるんじゃないよ」 

とふみちゃんは暴言を吐き叫び続けた

手足が無くなり彼の身体はドンドン衰退していったが
頭の中はクリヤーに

「鬼に謝りなさい!!」

ボソボソと謝る声が聞こえはじめた

「鬼は何も悪いこと何かしていなかったのに
殺してしまった・・・
みんなと仲良くしたかっただけなのに・・・」

蚊のようにそう呟く声が聞こえホッとした

鬼の意識へと入り込んだ大学生は
人類が育んできた歴史を幻覚の中!? 
いや忠実に現実逃避せず見て
どの様に感じ取ったのだろう