2000/04/07
情緒不安定な若者が増えている
ティピーに入り横になると
意識が遠ざかり
幼子に還る
本来ここに居たのだと
確信するように
今までの俺は何だったのか
そう考える
何をしてきたのだろう
時間だけが通り過ぎていただけ
ブラックホールより
もっと怖い所へと
引き込まれている
助けを求めているのに
誰も気が付いてくれない
俺は一人なんだ
そう繰り返す
でも、もう大丈夫だと
遠くから聞こえてくる
そんな気がする・・・
ティピーの中から
誰かが叫んでいる
そう言いながら
彼はティピーの中で
眠りについた