第三段 8月2日UFOが先導して頂上へ

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室堂での夕食は
自炊でカレーライス
ありきたりだけれど
こんなにカレーがおいしいなんて
ビックリ
やっぱり空気のせいかな

夕食を終え20時就寝
山の夜は長そうだけれど
起床は3時
富士山とは違ってちょっと広めの
布団でホッ!

なかなか寝付けないでとうとう3時を
ごそごそと起き始めている
顔を洗いに外へ
「大さ?むー!」
澄み切った山の空気
空に広がる満天の星
水平線ぎりぎりのところで
オリオン座が瞬く
オリオンから飛び立ったUFO発見
まるで私が見ているのを知っているかのように
踊っている
ジーッと空を見つめている光景が余りにも
おかしかったのか
「フミコ先生!」と・・・
呼びかけられる
「あそこにUFOがぁ?」
頭に着けているライトを手で覆い
生まれてはじめてUFOを!
感動の一瞬だったようだ

早く頂上に登る用意をしなければならないのに
歯を磨いて山小屋に入ろうとしたときに
またまたUFOの軍団を発見
7基確認
私のチャクラを癒すために7基だったのかな
なんて自分勝手な思いを
ホント自己中なんだから

そうこうしているうちに
満天の星空は
薄明かりをさしはじめているかのように
星達が消えはじめていた

去年の白山登山を思い出される
やはり同じところで
大粒の涙が流れはじめていた
涙腺がゆるんでしまったのか
嬉しいはずなのに
涙が・・・
昨日の夕方に登ったのに
その時は何も感じていなかったよう
数時間休養をとっただけでこんなにも足取りが軽い
誰かが私を引き上げてくれている
ハートからサハスラーラにかけては
もうこの世の物のようには思えないほど軽い
ククリがお迎えに?
そんな気持ちになれる
駆け込むように頂上のお社に
大泣きの私であった
鳥居をくぐり約100歩目位の所から涙が止まらないでいた
去年と同様
郷に還って来た喜びを感じとっていたようだった
魂の深い深い所で
永遠の安らぎを感じる瞬間を迎えた
そんな気がした

約30分ほど待って御来光を
5時ジャストに感激の瞬間を迎えた
太陽から出てくる文字を書き留めながら
写真も忘れずにとりまくって
万歳三唱!!

正式参拝を

御祈願は何故か“世界平和”
ちょっと大それているかな?
なんて思いながらも
宮司さんの声からその言葉が響き渡り
大笑い?
失礼いたしました
無事御来光を終え
ホッ! 
       続く