ギリシア日記?

一晩中月輪は続いていたようだ
港街を散歩しながら
小さな村のエネルギーを感じていた
身体は軽やかになって
私の身体は街の中に融合している
この土地の近くにあるエピダウロス
私の過去世に縁が深いようで・・・

早朝より一人で散歩
19世紀半ばにはギリシアの首都となっていた
旧市街地・・・ベネチア風の古い家々がひしめきあっている
さわやかな潮風
漁業をしていないから
日本特有の臭いは全くない
すぐ側で魚たちは優雅に泳ぎ戯れている
心は海の中に広がり
海と空の青さが一体化となり
天と地をつなげてしまっている
空間が感じられない
やっと旅での喜びを噛みしめる事が出来たようだ

エピダウロスへ行く途中から睡魔に襲われる
朝だと言うのに・・・
宇宙船が来ている昨日晩より
そんな気がしてならない

綿菓子みたいなふわふわした
今にも溶けてしまいそうな物体が
バスの頭上を飛んでいる

エピダウロスは
古代ギリシアの一大ヒーリング医療施設だったから
興味はあったがギリシアに来る前までは
デルフィの方が私にあっていると思っていた
こんなに引き込まれてしまうなんて

エネルギーは全く自然体に
私を覆った
医神アスクレピオスのエネルギーが
注がれる
アポロンの息子・・・私の中で
繋がりはじめている
アポロンの時代が何故気になっていたかを・・・
デルフィのアポロン神殿よりも
エピダウロスの地が私にとって重要だった事が
予言めいたお告げをしていた記憶も多くあるが
やはり今に近いのは医の世界だった
日本でいうならばスクナヒコナの神と同じ波動を感じる

円形劇場を目前に
ドーンと私に迫ってくる
いったいこれは何なんだ・・・
これからの私のヒーリングに
ヒントを下さっている気が・・・
大急ぎで博物館へ
石像に手をかざすと
手はびりびりと電気が走り
細胞が甦って行く
アスクレピオスのエネルギーが
今ここで甦ったような
そんな気がした